ヒーターの性能に対する要求はより高まっており、独自の部品形状が要求されることもあり、厚膜材料のアプリケーションは更に多様化しています。最新の厚膜ヒーターは、薄型化が進み形状デザインの自由度がより高まっています。より信頼性が向上しているため、新たな市場開拓につながりお客様の競争力を高めます。厚膜技術は、様々なデバイスに対して最適な材料を組み合わせて使用することで、非常に均一な加熱を可能にします。
私たちの厚膜ヒーター材料は、このような厳しい要求を満たすことのできるソリューションとして、導体、抵抗、絶縁の各種ペーストをご用意しています。ポリマー、ガラス、金属、各種の酸化物/窒化物セラミック基板などの様々な基板タイプに適用するだけでなく、幅広い動作温度にも対応可能で、ヒーター設計の自由度が高まります。
また、「マテリアルセット」として、基板の種類別に製品をパッケージ化しています。ヒーターの動作温度や仕様、形状の自由度などに着目し、製品の組み合わせを選びやすくしています。例えば、アルミニウムやステンレス基材のヒーターは最大350℃の動作温度となり、酸化物/窒化物セラミック基板ですと700℃程度になりますが、このような条件に合う製品セットをご提案可能です。
標準的なポートフォリオ以外でも、お客様のアプリケーションに合った特別なソリューションをご提案できます。私たちのアプリケーションセンターでは、お客様の使用条件に応じて製品をテストし、プロセス条件などを最適化した上でご提案しています。私たちは信頼あるパートナーとして、お客様の開発コストを低減し、開発プロセスを加速するサポートをしています。