厚膜材料

厚膜技術は、回路形成や部品組み立て用として長い歴史を持ち、その信頼できる品質と高い信頼性により定評があります。厚膜材料の用途はハイブリッド回路のコア技術から始まり、長い年月を経て劇的に拡大し、現在では受動部品の内部/外部電極用ペーストや樹脂基板用の低温キュアペースト、その他多くの特殊用途に広がっています。さまざまな市場でその価値が実証されています。厚膜材料は自動車、産業用などの要求レベルが高く過酷な条件下で使用されるほか、家電製品などの小型化と高信頼性への要求が高まっている用途にも使用されています。

お客様の用途に適した様々なペースト材料を取り揃えています

導電特性の比較
standard content

私たちの製品は、多岐にわたる基板材質や動作温度範囲(0~1000℃)をカバーし、また幅広い電気的および環境的な要求に対応しています。ソリューションプロバイダーおよびイノベーションパートナーとして、私たちは世界に複数の生産拠点とアプリケーションラボを有し、迅速かつローカルに、お客様ごとに異なる用途に対し厚膜ペーストを提供しています。

新製品

PTC4900について詳しく知る

PTC4900自己調節ヒーターインクは、ヒーター技術の飛躍的な進化です。カスタマイズ可能なPTC (Positive Thermal Coefficient) インクは、強化された性能、拡張された動作温度、その他のカスタマイズオプションを提供します。正確な温度制御を目的として設計されており、EVバッテリーヒーター、ADASヒーター、床暖房、およびキャビンコンフォートヒーターなど、さまざまなアプリケーションに適しています。抵抗体の混合システムにより、回路設計が簡素化され、製造プロセスの合理化が可能です。また、ロット間のばらつきを削減することで、開発時間の短縮、生産収率の向上、市場投入までの時間の短縮を実現できます。

ET2010について詳しく知る

フレキシブル外部電極用インクET2010は、先進のポリマーテクノロジーを利用した先端材料です。現行の市場で市販されている熱硬化性、エポキシ系インクと比較すると、ヘレウス・エレクトロニクスのソリューションでは、室温環境での出荷、保管、取扱いが可能です。再作業可能で使いやすいインクET2010は、室温環境で6ヶ月間の安定を保ちます。これは、凍結や冷蔵が必要なエポキシ系ペーストと比べて大きな利点です。

C5735について

C5735は、Pb, Ni, Cdフリーの金導体ペーストで、AlまたはAuワイヤーボンディング用に開発されました。C5735はスクリーン印刷可能なペーストで、非常に緻密で欠陥のない焼成膜を得ることができます。75μmのラインやスペースまでの細線をスクリーン印刷することができ、25μmまでの超微細形状のエッチングも可能です。